The way he looks vol.42

こんにちは、塩沼亮潤です。
この秋保の地にお寺を建立してから約20年の時が経ちましたが、先日ふと振り返ってみて、毎日ただただ愚直に身体を動かしていたなぁと、昔からの職員たちと笑い合いました。
お寺の周りに広大な畑を借りて、大根や白菜を千個以上作っていたこともあります。
いま考えると「なんであんなに大変なことを?」ということが沢山ありましたが、目の前のやるべきことをやってきた、ということに尽きると思います。
昔、お師匠さんに「道心の中に衣食あり」という言葉を教わりました。お坊さんは、ただひたすら道を求めてさえいれば、後から衣食はついてくる、という意味です。
私も実際、ご縁をいただいた目の前のことを愚直に向き合っているうちに、思わぬ広がりをいただくことが何度もありました。
お寺の立ち上げから今日まで一緒に走ってきた職員や修行僧の中には、ニコッと笑うと歯がボロボロの人もいます。本当に歯を食いしばりながら日々を生きてきました。
いま与えられたこの最高のメンバーと共に、20、30年後は、楽しく楽(らく)な新しい生き方を提案しながら、世界をよりよい方向へリードする、そんな慈眼寺にしていきたいと思っています。
「感動する心、感謝をする心、感激をする心」を忘れることなく、小さな喜びも大きな喜びとしてこれからも邁進してまいります。
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